日本テレビ初となる62年前の選挙特番の映像が、ライブラリーに残っていた。ほとんどが手作業だったという放送。その様子を映像でふり返る。
昭和30年2月27日、日本テレビ初となる衆議院総選挙の“開票速報”が放送された。番組は投票日当日の午後9時25分~午後11時30分。さらに開票が続く翌日も、午前8時~午後6時までというロングラン放送だった。
選挙区ごと、北から南に情報を集めていく。票数・当確・当選は大手3社の新聞社を頼りにしていた。第1次鳩山一郎内閣の時に行われた総選挙で、街頭テレビには真冬の夜ながら黒山の人だかりができており、人々の関心の高さがうかがえる。
日本テレビ内では、ほとんどが手作業だった。スタジオに用意された各候補者の名札ボードは、スタッフが筆を使って丁寧に書いている。さらに、得票数は1文字ずつハンコを押していた。
撮影に使っていたのは、アメリカ製RCA社のカメラだ。中継で党本部と結び、党首の表情や主張を伝えている。鳩山邸から生中継も行っていた。
日本テレビはこの時、開局から1年半。全社員の応援体制で番組を制作した。


※the SOCIAL2017年10月公開分より

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