携帯電話の料金プランなどで導入されている“月々の定額制度”ですが、実はいま「飲食店」においても、この“定額制”が広がりつつあります。どんな人が利用し、果たして元はとれるのか?実態を取材しました。
東京・新宿のコーヒー店では、スマートフォンを用意して並ぶ人の姿がありました。ここでは、月に3000円の定額料を支払うと、通常1杯300円するラージサイズのコーヒーが、「無制限」に利用できるんです(※1回の利用につき1杯まで)。つまり、月10回の利用で元が取れる計算。受け取り方法は、スマートフォンから登録した画面を見せるだけ。
お客さんら「(Q、利用頻度は?)1日2~3回くらいですかね」「毎日、朝とお昼1回ずつ利用しています。お金を払わずにネットで決済ができるので(便利)」
店によると1か月に“定額制”を利用する回数は1人当たり平均で22回だそうです。でも店側は、損にはならないのでしょうか?
担当者「定額の料金をいただくことによって、たとえば雨が降ってお客さんが少ない日とか、そういったものにも影響されず、収益を得られるっていうのは一番大きなところです」
店の売り上げを安定させられることが一番のメリットだといいます。
こうした、毎月“定額料金”を支払って、利用できる飲食店が増えています。この居酒屋チェーンでは、ひと月3000円払えば、飲み放題メニューが毎日利用可能(12月はサービス休止)。また別のフレンチレストランでは、月1万5000円払えば、全ての料理が月に何度でも注文できます(一部追加料金あり)。
時刻は午後5時すぎ、東京・港区のパン店へ。そこには売り場の商品をチェックする店員の姿がありました。
代表「営業時間内にちょっと余りそうなものを確認しているところですね」
実は、月1980円支払うことで「余った食品」を1日2つまで受け取れる定額制アプリ用の商品です。このアプリを使うと、お弁当やサンドイッチなどを販売する、都内139の店舗で利用できます。
お店が余りそうな商品の個数を入力し出品すると、利用者のスマートフォンのアプリに公開される仕組み。利用者は受け取りたい商品を選び「注文」ボタンを押すだけ。利用者は――
「うまく使えばかなり経済的にお得だなと。こんなに安くていいのって思うくらいメリットあると思います」「時間が空いた時に残業した時とかちょっと(サービスを)のぞいていたら、出品されている場合があるので、利用させていただいています」
定額制に満足している声が多いようですが…“定額制”だからといって、何でも登録するのは要注意です。外食産業に詳しい専門家は――
「なかなか行きにくい場所で結局は行かなかったとか、あとは元を取ろうとすると、義務感になってしまうので、あくまで本当にこのお店に通いたいと思った時に登録制を採用されるのがいいと思います」(オールアバウト グルメガイド 岩谷さん)
自分の生活スタイルが、サービスに合うか見極めることが大切のようです。
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