歯みがきのやり方について、学校で「食後3分以内」「3分以上」「1日3回」…いわゆる「歯みがきの3・3・3運動」を教わった方も多いと思います。しかし今、その“常識”が間違っているのではという研究結果もあるようで話題を呼んでいます。

そこで今回、現役の歯科医9人と歯みがき用品のメーカー2社に歯みがきのポイントを聞き、“ここは押さえておきたい”という部分をまとめてみました。

■歯ブラシはぬらさない

「歯みがき剤の泡立ちがよい=汚れもよく落ちる」というのは誤解のようです。ある歯科医は「泡立ちすぎて磨いた気になってしまい、しっかり磨かずにやめてしまう」、また別の歯科医からは「歯みがき剤の成分が薄まってしまう」という回答もありました。

■すすぎは1回

すすげばすすぐほどしっかり汚れも落ちたように思えますが、これも違うようです。歯みがきをした後、口の中に残った歯みがき剤は唾液にまざり、歯を守ってくれるそう。つまり、歯みがき後を1回はき出してから、すすぎは1回程度にするのが重要。イギリスには、歯みがき後のすすぎをしないという文化もあるそうです。

■起きた時の歯みがきを念入りに

これは何となくうなずける方も多いでしょう。ある歯科医は「起きてすぐしっかり磨けば1日それだけでも十分」と話すほど。人が寝ている間は、唾液の分泌が減り、口内が乾燥することで細菌が増え、虫歯や歯周病の原因になります。朝ごはんを食べる前に磨くことで、その細菌が体内に入るのを防げるということになります。

■その他の歯みがきポイント

・小さい歯ブラシを使う
・力を入れない
・歯間はデンタルフロスを使う
・奥歯からつぶすように磨く
・磨く順番を決める
・(可能であれば)1日3回の歯みがき
・食後30分以降に歯みがき
・1か所あたり20回ブラッシング
・あらゆる角度から磨く
・歯みがき剤は1グラム(歯ブラシの2/3程度)